「脳に眼鏡をかける」工夫や道具、デジタルツールの紹介です。
「その3」は、音声の読み上げの効果と、音声データの活用です。
音声の読み上げの効果と音声データの入手
文字の読みが困難な、ディスレクシアの方は、文字が全く読めないわけではありません。 読みに時間がかかったり、読み間違えをすることがあります。 読んであげると、その内容を理解されます。
ディスレクシアの当事者である、井上智さんは、小学校時代を振り返って、
「「井上賞子:彼にね、先生方に何をしてほしかったて言ったら・・」
「井上智:読んでほしかった。わかりやすい。それ一番わかりやすい。」
と語っておられます。
講師:井上智さん 井上賞子さん 手話:池田大輔さん
https://youtu.be/5lDRckK9lwE?t=7m30s
学校の教科書などを、親御さんが読み上げてあげる事で、内容を理解する事が出来ます。ですが、これを継続して行う事は大変です。
以下の、認定NPO法人 EDGEから、小中学校の教科書の音声教材(音声データ)を入手出来ます。
音声データは、「合成音声のMP3形式で、スマホ・タブレット・パソコンなどで再生が可能です。「
但し、このデータは、「1回目のブレークタイム 」で解説した法律に基づき、紙の印刷物を読むのが困難な方のみが使う事が出来ます。
引用:認定NPO法人 EDGE 音声教材BEAM のページから
また、教科書を見ながら、音声で聞くことで文字と音と意味が繋がることもあります。
NPO法人エッジでは文科省より委託を受け、国語と社会の教科書の本文を中心に音声化したもの(音声教材BEAM)をダウンロードできるようにしました。
ディスレクシアを含むLD、学習に困難さを持っている児童生徒に無償で提供しています。
お申込みいただくと、対象の教科書の音声がダウンロードできるようになります。
ぜひ使ってみて、感想や使用方法などをお聞かせください。
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