---angraecum---
製作ノート

 今作で久々にFlashアニメーションを製作しました。たぶん1年半ぶりです。受験も終わったので久々の復帰作!と意気込んで何か作ろうと思っていたところに、今回のイベント開催をめっけまして、応募してみました。いかがでしたか?
 10秒間は短いけど長い。10秒以上の時間の広がりを見(魅)せることが出来れば勝ち!などと考えていたけど、僕はカッコイイMGも作れないし、ぐりぐり動くコマアニメも描けないし、10秒間見る人を没頭させるようなゲームを組む技術もない。じゃあ他人とは決定的に違う何か、だけどそれらと同じく、またはそれ以上に時間や空間や世界や物語が膨らむような作品を探して、今回作ってみました。どうだったかな・・・
 空を見上げる時間って何なのだろう、とよく考えます。テレビでゲラゲラ笑ったり、すげーMG見てたり、そうやって時間を占拠し見る人を圧倒していく10秒もあれば、空を見上げるように自由で長い長い10秒もあります。10秒というひとつの時間の単位を人によってどう考えるかは全く違うし、その違いの面白さが分かるイベントだと考えていました。これがぼくの一番好きな10秒です。ただそれだと平凡なスケッチになってしまうので、そこに物語をのせてみました。いろいろ想像して頂ければ幸いです。
 タイトル「angraecum」は「アングレカム」と読みます。花の名前です。花言葉なんか探してもらえると、この作品のウラが見えてくるかもしれません。長い意味じゃないほうです。
 音を録ってくるところから考えると、なんだかんだ紆余曲折して10時間ぐらい作るのにかかったりしました。最初のネタよりどんどんシンプルになり、最後にはちいさな雲二つが浮かぶだけになってしまいましたが・・・。時間的には本当はもう少し余裕があったのですが、締め切り3日前に39度の高熱が出てそのまま2日半を潰し、大ピンチでした。ただ、その時ベッドに寝てウンウンうなっていた時にラストのアイデアが浮かんだので、結果オウライで。

それではご覧いただきありがとうございました。